投資家の集い
リート関連で口座を開いている銀行(Financial1.7b)から夕食会に招かれました。
いちおうブラジリアでも最高級、とされているレストランだけあって、待合室もなかなかシック。
夜7時開始だったっけ?あんのじょう30分遅れでスタートとなりました。ブラジリア中の投資家100名くらいあつまったかもしれん。
夕食会と言っても、銀行側の投資コンサルタントがブラジル経済の現状や今後の展望、そして有望な投資商品をプレゼン、という感じで進みました。
パネラーの講演では 1)米中チキンレースにより世界経済は停滞 2)ブラジルは国民の経済信頼指数が2016年の底打ちから回復を継続していることが示す通り、社会福祉改革による収支正常化と家庭消費の増大によりすこしづつ回復。しかし 3)2019-2020は米ドル$1=ブラジルレアルR$4と低迷、政策金利は5,25% と投資家泣かせが続き、インフレは3.6%(IPCA指標)程度で推移しようとのこと。
なんて毒にも薬にもならない(Blog1.)、ぐぐればすぐに出てくるような情報ばかりでした。投資商品についても、ありきたりのヘッジファンドなどばかりで目新しいものはなく。
というわけで、プレゼンそのものは大したことはなかったが、あとでコンサルタントの人たちと壁際でひそひそ。。。と話した感触では、
―ブラジルの低金利は2年は続きそうだ。やはり低金利に強い投資(Financial1.7c)が勝ち組になるだろう
―やはり社会福祉改革がカギ。改革案の議会突破は織り込み済みだが、どこまで内容を削られるかで今後の市場動向も変わるであろう。長期的にはブラジルの投資はブルマーケット(恒常的に上昇)とみる(ただし現時点では経済サイクルはまだまだ底打ち付近。レアル投資等考えている人は数年のスパンを考慮して注意深くやりましょう)。
―本来安全とみられてきた債券(ブラジルでいうRenda Fixa)はここ2年で金利収入が半減。アメリカで見られている「安全な投資が安全でなくなっている」逆転現象がここでも起こっている。つまり、市場投資でも安定して配当を叩き題しているものがありこの方が安全ということ。ではどんな市場投資がいいの?という人はこのホームページの経済コンテンツをくまなくお読みください(Financial.1.1.)、はははは。。。。
最後に、夕食会で出てきた食事は「上流階級チックですがはっきりいってまずいです」でした(エビがマヨネーズの中に泳いでいるへんなグラタン、サーモンをぱさぱさに焼いたやつ、牛乳臭いおかゆ(自称リゾット)など)。ワインもなく、その辺のスーパーで売っているビールや砂糖いっぱいの炭酸ジュースしかありませんでした。なあんて招待されてタダメシをもらっておきながらなんちゅう恩知らずな!ということではなく。中身はともかく、こうした会合に投資家(Financial. 4.)を招待して、その価値を認めるという催しそのものがグー!合格!ということで感謝しています。
でも、やっぱりハンガーの作業机でパステル(ブラジルのスナック)に安ワインの方がしっくりくるなあ。飛行機生活も投資生活の原動力なので、ぜひ飛行機コンテンツもごらんください。ははは
ではでは。。。
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