この記事は「その1」の続編です。こちらも見てね!
さて、ひょんなことから大学の卒業証書を紛失してしまい、大学に問い合わせて再発行手続気をするため、ブラジリアから1000キロ南にあるサンパウロ市へ移動、のこのこと大学学園都市に到着しました。ここからがいよいよ今回の記事になります。
地上はこぎたないけれど、上空からみれば美しいサンパウロ
いよいよ大学へ。タクシーで40分くらいでしょうか。
市街地と川に囲まれた、緑いっぱいの学園都市。
https://i0.wp.com/jornal.usp.br/wp-content/uploads/S%C3%A3o-Paulo-2.jpg?resize=1200%2C582
経営学部の前に降り立ち。
まず駐車場を覗きました。学生時代、駐車に失敗して、後ろの車にどちん!管理の人に、ぐわおう!と怒られてしまった記憶があり。ぼくの車はかぶと虫、後ろのは巨大なピックアップだったこともあり、こちらのエンジンフードがへこんだだけで、向こうは無傷でしたが。
世界の名車かぶと虫。(大学当時はまた別のかぶと虫に乗ってました)
ぶつかっても自分がへこむだけで相手は無傷の、心優しい車です
さて、建物に戻り。
守衛の人に身分証明を提示して、建物内に。学生だった頃はこんな厳重なガードはなかったのに?学長とかがよっぽど悪いことをやって、人に恨まれているのかもしれん。
かわいそうに。。。。
その学長が署名した卒業証書を申請に来たのですが、まだ業務開始前だったので、学部内を散歩しました。
教室の風景
なんかモダンすぎる、今どきのレイアウト
こちらは、昔のままでした (ぼくの学生時代は、プロジェクターはなかったけど)
この踊り場で、新入生の演芸大会があり。
こちらの広場では、美人コンテストがあり。ぼくが票を入れたペルー人の美人は、一回戦で落ちちゃいましたけど。。。。
そろそろ受け付け開始の時間だ!二階に上がってまずは申請費用を払いました。
廊下にあった教師陣の写真
こちらの東洋人のお姉ちゃんは、コンピューター言語関連(プログラム作成)の講師でしたが、いわく「2点をつなぐのに、直線でつなげばいいのに、なぜ、考え付くあらゆる迂回を行った上、遠回りでつなぐようなコマンドを作るのか?」と怒られました。一番最短のつもりだったんですけど。。。。
こちらの西洋人のおばさんは、経営理論の教授さんで、とあるテストのときに、ぼくだけ最後に一人残ってしまい。「ちょっとまってー」「とっとと回答を書いて出せ!」となんどか待ってもらった挙句、解答用紙を差し出した記憶があります。お題は、「将来の雇用はどうなるか」みたいな感じで、「将来は機械が人間を代替するだろう。仕事は機械に任せて、人間は思考活動に専念するべき」みたいなことを書いたら、100点満点中80点をもらいました。
休み時間になり、子供たちと出くわしました。
申請書類をしかるべき部署に提出。卒業証書再発給までに6か月くらいかかるとのことで、じゃあまたくるねー、と退出しました。
えらいもったいぶりますねえ。でもそれだけ箔の付いた卒業証書だぞ!ということと理解して、おとなしく引き下がるのでした。
きょうびどんな証明書も電子化されて、スマホをかざしてはいOK、のご時世なんですけどねー
大学学園内をのこのこ歩きました。
学園都市の地図
https://puspc.usp.br/mapa-campus/
まず、経営学部の裏手にある建築学部。
ここは守衛さんはいましたがほとんどフリーパス。貧乏学部でロクな財産もなく、泥棒も興味を示さないらしい。
かわいそうに。。。
とにかくだだっ広いけど、なんかかっこいい建物。
巨大な教室。
高校2年の時、腕試しで建築学部を受けました。1次試験をぎりぎりで受かって、実技試験は大学に来い!ということで、これらの教室のどこか忘れましたが、集合。お題は「靴を脱ぎなさい」で、みんな「ええええーそんなエロいことするの?」試験管「馬鹿野郎、脱ぐのは靴だけだ!とっとと靴を脱いで、机の上において写生しろ!」そうですかーでも、よりによってその日は紐だの穴だのいっぱいの、ものすごく絵にするのがめんどうなスニーカーだったんですよね。。。。
てきとうに描いて、でも受かりました。さらにその後受けた2次試験は、見事に落ちました。。。。
実は経営学部より建築学部の図書館に入り浸って、バウハウスの図鑑とかをわくわく!と眺める学生生活でしたが、その図書館はむかしどうりでした。
大好きな図書館
あと、どの学部にもあるのですが、学生会室。
このすさんだふんいきでどんな場所かわかっちゃいますよね?なんて脅かしますが、実際は授業とかの合間に学生たち(特に学生会に参加している者たち)がいきぬきする憩いの隠れ家です。
壁には反体制派っぽいアジテーションの落書き。でも、建築学部なので、アートしてます。
アルコールジェルのトーテム。ご時世ですね
そのあと、都市学園本部の近くにあるMAC(現代アートミュージアム)へ。
いががわしいオブジェがいっぱい。
早速中に入ってみましたが、全然展示物がなくて拍子抜けしました。
学生だった頃はキリコの「ある午後の謎(O enigma de um dia)」の複製版が大きく展示されていて、恒常的展示のはずだったのに。さびしいな。。。。
MAC USP | Acervo : Obra : O enigma de um dia [1963.1.59]
画像多数なのでここで打ち止め。
切りのいいときに、大学訪問記後半部分を掲載させていただきます。
忘れないうちに、何について書くかというと
地質学部・社会学部
芸術学部
死体の家
学生寮・学生食堂
などなどです。
なんか思い出ばなし、ノスタルジーにお付き合いいただき、ありがとうございました。
ではでは。。。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。