AI世界征服

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AI世界征服

以前の記事で、人工知能(AI)が人の職場を奪い、どんなに有能な人でも生活保護という未来が来るぞ、ということを書きました。その記事では生活保護(Financial3.7a)についてが主体だったので、ここではAIがどう仕事を奪うかについて、ぼく自身の体験にもとづき「AIが医療をどう変えるか」をお題とした具体例で行ってみます。

まずはAIが進出していない現状から。

とある吉日。急に「ぐあああー息ができない」という状態に。鼻づまりとかそういうのはなく、酸欠みたいな状況になってしまい。

まず、耳鼻科に行こうとしたら「病院満杯で3週間後しか診察できない」といわれ、「呼吸器外科」を先に受診しました。でもこちらも2週間待たされました。この時点では、日中の息苦しさに加え、夜は就寝中に窒息して、ぎえええー、と跳ね起きてしまい。喉には何かが詰まった感じでのたうちまわっていました。

で、やっと「呼吸器外科」に行き、肺のCTをとったりとか大騒ぎしたあげく「理由はわからんが気管支炎になっている。幸い肺は大丈夫だから喜んでよい」「大人の喘息かもしれん。気長に養生するのがいいよ」などと、パイロットには呪いの言葉である「喘息」まで出てきてしまいました。

でもこの時点でお医者さんから「シムビコート」という気管支の炎症を取る薬を処方してもらい、かなりよくなったぞ!まず安心。

そしてついに耳鼻科へ。お医者さんいわく「上気道(つまり耳鼻科領域)では問題はない。こういうケースは「逆流性食道炎」が疑わしいから、消化器内科へ行きな」とけりだされてしまいました。

つまりこの時点で、またしても病院探しの旅に逆戻りしてしまい。息ができないのと胃炎と何の関係があるのか?喘息だったどうしよう?などのはてしない疑惑が広がっていくのでした。

で、例のごとく予約から診察まで3週間かかり、やっと消化器内科のお医者さんとお話しでき。いわく「そもそも胃が痛いという時点で放置していただろう。その時から胃酸過多で、その胃酸が胃の中にとどまらないで食道から気管支に上がっていったから炎症を起こしたのだ。シムビコートは対症療法にはよいが、根治には胃酸を抑える必要がある」とやっと課題と解決が分かったのでした。問題発生からすでに3か月くらいたっていました。

さて、胃酸を抑えるパントプラゾールという薬や、夕食から寝るまで4時間以上開けること、脂っこいものやコーヒーは控える、などと気長にやったところ、さらに2か月くらいしてから胃酸のコントロールができるようになりだし。この時点でシムビコートと決別でき、さらに1年後、健康診断の時のお医者さんの許可?を得てパントプラゾールもやめることができました。現在は、のどの「いがいが」等が残っているが普通の生活。時々ぐえええー、息が、となったときはラニチジン(これは自分で勝手に処方しています、ははは)でしのいでいます。

さて、上記で明らかになった課題は

  1. 「耳鼻科」だ「呼吸器外科」だ「消化器内科」だとたらいまわしになり。それぞれの診察を予約するにも3週間待たされる。予約手続きでは「そもそもアテンドしない、アテンドしても名前を間違られて全然違う患者の話をされる」など「先方のやる気がなくこちらの意思を伝えるのに大変な労力が必要」つまりお医者さんに到達するまでにはてしないハードルを越える必要があり。その一つ一つが「対応する人の性格やその場の気分など」に左右される属人的な状況となっている。
  2. やっとお医者さん、といっても初対面でどんな人かもわからないし、耳鼻科の医者に至ってはちらちらと時計を見ながら、という対応。つまり、医者にとって、医療とは「いかに制限時間内に多数の患者をさばくか」であって「患者がどんな病気で、どういう治療をするか」は二の次だった。

があげられるとおもいます。

さて、ここでAIが本格的に進出した未来にタイムスリップしたとします。

ぐえええー、息ができない。「どんな病気で、その治療は」という課題発生。

さっそく、パソコンに向かい「治療くん」みたいなページを開き、症状を訴える。この訴え方も、キーボードをたたく、パソコンのカメラで映す、音声で伝える、など、要は目の前のパソコンがお医者さんに早変わりするということである。画像、音声の精度が診断に重要という場合はUAV(ドローン)機能を備えた「治療くんロボット」が飛来するとか。ははは


パソコン(あるいは「治療くんロボット」)は、患者から伝えられたデータを瞬時にブロックチェーン(Blog15)によって世界中につながっているビッグデータで検討し、世界中の類似例にもとづいて「原因と解決」を瞬時にたたき出し、パソコン画面に表示。例えばぼくの例では「原因:逆流性食道炎に基づく気管支炎。治療:短期的にはシムビコートで気道の交通確保。一方パントプラゾールで胃酸の制御。生活習慣の見直し(ラーメン(financial3.12)禁止,うでたて100回などなど)」という回答が出されることになるので、薬屋さんに行くなり治療開始をすればよいということである。「治らん、死ぬ(spiritual1.8)ぞ」なんて回答が来るかもしれませんけど。ははは

その場合でも、世界中の「お医者さんのオプション」がつまったビッグデータからの回答がはじき出されているので、得体のしれないやぶ医者に殺された、ということは起こりません。また、上記での「喘息かもしれん」みたいなパイロットにとっては致命的かも?みたいな取り越し苦労をする恐れも激減。医療科目ごとに縦割りで壁を作っている医師間の連絡不足などは、ブロックチェーンであらゆる医療部門がつながっていれば「喘息かもしれん(呼吸器外科だけの見かた)」ではなく「胃酸の気道上昇である(呼吸器外科と消化器内科が連携した見かた)」という答えが一瞬ではじき出せるためです。

結局、コンピュータの前で、お家に居ながらにして、「治療くん」の飛来をまったとしても、せいぜい1時間もあれば課題解決である。

つまり、ユーザーから見ればAI革命は画期的な進歩になります。冗談ではなく、多数の命が救われることになるでしょう。

一方、耳鼻科、呼吸器外科、消化器内科など縦割りで乱立して(それぞれに仕事を融通しあって)いる医院は大幅縮小を余儀なくされ(入院や救急搬送などがあるので消滅はしない)、「医療くんロボット」に職を奪われた医師は大量失業、ろくに電話対応もしない不真面目な事務員はそれこそ誰も雇ってくれなくなり(雇用者自体が劇的に減少してしまうのもある)、空き缶にゴザの乞食生活に落ちいってしまうかもしれません(この場合は恥ずかしい乞食(Blog14.ですね)。こうした社会恐慌を経験したのち、AI導入による企業利益の著しい増加を資金源とするベーシックインカム導入に移ってゆくと思います。

ということで、いわゆるひとつの将来予測でした。ではでは、ちゃんちゃん。。。

 

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