暴落市場を利用して所得を増加する方法
現在、新型コロナによる米市場暴落で取引停止措置(サーキットブレーカー)が何度も発動されるなど、市場は底なしの深みへ真っ逆さまの状態です。
しかし、それは資産1億を達成する「100年に1度の」好機が巡ってきているということでもあります。
3月初旬・中旬の二週間で、1日に価格が20%近く減少する銘柄が後を絶たず。でも、1株当たりの配当は同じです。つまり、暴落で元本(キャピタル)額面が激減(安くなる)ということは、相対的に配当(インカム)は激増するということですから、配当狙いの銘柄を激安で買える無二のチャンスです。
ぼく自身、この状況を利用してリート買いまくり(資金は債券を売り払ってあてました)、ざっくり200万円の投下で月収1万円増加を達成しました。
つまり、暴落局面においては、キャピタル狙いよりインカム狙いのほうが堅実的と理解します。キャピタル狙いすなわち銘柄の額面価格が著しく安くなったから買って、回復するのを待ったうえで売り払い、差益で儲けるという考え方は間違ってはいませんが、はっきり言って額面回復(つまり市場が回復する)までには2年くらいはかかります。それよりも、堅実な業績を出し続け、恐慌局面でも業績の悪化しない企業の銘柄を見つけ、安く買うことによって上記のとおり配当収入の最大化を図る方が確実で安全と理解します。
じゃあ、恐慌でも業績悪化しない企業もあるんですね?いやいやないんです。ははは
もちろんどんな優良な銘柄でも今後数か月は配当減を覚悟する必要はあります。特にショッピングセンターとか、政府の閉鎖勧告を食らって事実上営業停止なんて分野の銘柄で「事態が改善するまで配当払いません。将来営業利益が明確になったらまとめて払います」なんて宣言した銘柄もあります。でもいわゆるたこ足配当ではないので、もしこの銘柄が恐慌前に堅実な業績を上げ続けてきたのであれば、ぼくは買いだ!とみます。もちろん控えめに、資金をつぎ込みすぎないようにする必要がありますが。
19日の暴落から1夜明けた市場では今度は+10%なんて銘柄がざらに。
昨日(-15%暴落)買ってよかった、とほっとしていますが、
でも胃炎がぶり返し、医者に処方してもらった「エソメプラゾール」
のお世話になっています。
これまでのぼくの経験だと、リーマンショックの時は配当にはほとんど影響という記憶はなし。でも、今回はWTC,リーマンショック、古くはチューリップから1929、病気によるショックではスペイン風邪など、一連の恐慌とは違う「人の往来の禁止をはじめとした集団活動の人為的な抑制(消滅)による経済の停滞」つまり、世界中の人たちの絶え間ない移動と、人々が群れを成して接触・交渉・交易することで成り立っていた世界経済を人為的にストップしたという一種壮大な実験であり、経済的には甚大な被害が懸念され始めています。テレワークとか遠隔通信とか、うはうは!という分野もありますが。
要するに、一時的なパニックですむかどうかが勝負で、3か月、4か月と封鎖が続くと供給の抑制で済まず需要自体がボコられて弱ってしまい、そのままリセッションになってしまう懸念があります。
現在の状況は、挿絵のPanicに入ったというところでしょうか。
つまり、「100年に1度あるかないか」の底値に近付いている。
たとえば、ブラジルのリートHGBS11について、資産価値から見た適正価格はR$239とされていますが、昨日の市場ではR$182と、30%に近い割引となっています。同リートの管理会社によれば、これまでのショッピングセンターの収益や、収益を金融投資に回して得て来た利益があるので、当面ショッピングセンターの活動が停止しても、数か月は配当維持で持ちこたえることができる。ただし停止期間が長引けば配当額は削っていかざるを得ないであろう 、との見解をだしています。
一方で、同管理会社に対して「どんな値段でもいいから買い取って」という株主が殺到しているらしい。ははは
こういう、パニックに取りつかれた多数の株主のことを「イワシの群れ」と言います。それなあに、という説明は「暴騰株のその後。リート投資の注意点」をご参照下さい。
将来はがたつき、配当も回復まで1年はかかるかなだけれど、そういう荒波を乗り切る覚悟があれば、まだまだ買い時(これからが買い時)です。がんばりましょう。
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