「生涯現役」という生き方:労働所得と不労所得
剣道にも一刀流や二刀流など選択肢があり。「生涯現役」も
アーリーリタイアするも生き方の選択肢だとおもいます
最近は老後資金2000万円とか年金破綻とか、メディアなどこぞって「生涯現役。死ぬまで働こう」という論調強い中、若い人でも働くことの意味について真剣に考え、アーリーリタイヤを目指す人が多くなっている(こうしたお題のブログが頑張っている。ぼくは「高等遊民の忘備録」というののファンです)のはとてもよいことだともいます。
なぜよいのかというと、戦後の高度成長期からバブル期では「24時間戦えますか」のビジネス戦士がもてはやされ、働くことの意味を考えずに(Financial3.8)馬車馬のように働きジャンジャンお金を稼ぎ、そのお金をナイトクラブやキャバクラなどなどにじゃんじゃんつぎ込んだ結果、気がついたら何も残っていないじいさんになってしまった、という人が多く。就職氷河期以降の世代は、バカな浪費は避け、つつましく地道に。。。と進化しはしたが、悲しいかな人口オーナス(Financial1.8)に突入してしまい「24時間戦っても、ろくな給料ももらえない」ブラックな世情のただなかで「働くってなに?アーリーリタイアのほうが人間的じゃね?」と考え、行動する人々が出てきたからです。
ただし、ブラックな職場でいじめられ「とにかく辞めたい」という思いでもろもろのブログやこのHPにたどり着いた若い人たちに、次の応援の言葉を送ります。「3年でも5年でもいい(Financial 1.12)。とにかくそのブラックな職場で働くという経験を蓄積しよう」。
例によって剣道ネタで説明しますが、現代剣道では一刀中段が正義で、ぼくのように二刀流の流派は「正しい剣道を冒涜する邪悪な剣だ」などと迫害されています。ははは
まさに「就職して、死ぬまで現役が正しい人生だ」「アーリーリタイアなんて正しい人生を冒涜する邪悪な生き方」というのとおなじですね。。。。
でも、何か邪悪か邪悪でないか(SpiritualS.6)を議論するには、実は一刀と二刀の両方を知っている必要があるのです。「邪悪な二刀はやらないぞー」という人は、自分の知らない二刀のことを知ったかぶりして批判しているという、人格的にも困った人ということになってしまいます。
さて、二刀流の道場でも、始まりは一刀です。両手剣術のまっすぐ大きな面打ちが現代剣道の基礎だからです。
で、両手で面打ちができるようになったら、上段を始めて、打ち出しは両手、そして片手で決める打ちを学んでいきます。最後は二刀になり、小太刀で攻め、大太刀で打つの二刀同時操作をまなびます。
つまり、一刀の基本を知っているから、一刀と二刀の違いがわかるのである。(もっといえば、一刀と二刀同時操作はやっていることは同じだった、となるのですが、ここでは割愛)
また、一刀中段しかやっていない人は、二刀や上段の刀法はわからず、二刀だからこそ見えてくる一刀の基本(例えば「ちゃきん絞り」の技術とか。専門的ですみません)が実はわからないまま「ぞうきん絞りの手の内」で終わってしまう人がいたりします。
偉そうに剣道談義しましたが、もちろんぼくも
修行中です、偉そうですみませんははは
すなわち、アーリーリタイアしたい人も、その前段では労働者生活を知っておく必要があるのです。
ブラック企業にいたからこそ、何がどうブラックでブラック脱出には何が必要なのかが見えてくる。その段階で労働所得と不労所得の存在を発見、つまり所得を得るには絶対労働しなければならいというウソが初めて見抜けるようになる。
見抜いたら、所得のために労働しなくてすむように努力すればよいのです。
不労所得でアーリーリタイアできたら、後は労働しない生活もよし。所得のためでなく労働そのもののために就職してもよい(Financial 3.11)と思います。
己を知り、敵を知れば百戦不敗なりですね、もしかしたら「僕は仕事は好きだけど、仕事を無理やり収入に結び付けられて、収入の多寡で貴賤のランク付けされるのがいやなんだー」という人(Blog14)も多いかもしれません。このHPの経済コンテンツやスピリチュアルコンテンツがなにかのご参考になれば大変幸いです。
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