ワタナベジュース、モウイッパイ
https://www.youtube.com/watch?v=JIK2l6BVP48
以前、世界最大手級の仮想通貨取引所FTXの破綻で、有識者が「バンクマンフリード容疑者は、50〜60年は刑務所に入ることになるでしょう。世の中、楽して億万長者になれる方法なんてないんですよ(資産3兆円が吹っ飛んだ!大谷翔平も孫正義もウクライナも巻き添えにした30歳の男、ついに逮捕 (msn.com))」というコメントをしたことを書きました。
FTXのCEOであるバンクマンフリード(あだ名は「アフロ」)さんが、どの程度楽をして億万長者になったかはわかりませんが、この有識者は、お金を稼ぐのは「恐ろしい苦行だぞ」という世界観を知り込もうとしているのでは?ということが伝わってきます。
こうゆう書き出しをすると、読者の素敵女子たちから「猫機長はらりっているの?楽して億万長者になれるわけないじゃない?」と心配する声が聞こえてきます。
それに対して、このブログで巡り合ったみなさんに、こっそり、ひそひそ、陰に隠れて、だれにも聞こえないように、伝えます。
「実は、楽をしないと億万長者にはなれないのです。。。。。」
このブログを読んでいるみなさんも、ブログ運営者であるAmebloやワールドプレスの管理者の人たちも、もちろんこのブログを書いているぼくも、朝から晩まで仕事でひいひい、給料日が来ても、あれれこんなにすくないの?という日々ですよね。
楽じゃないですよねー
労働に耐えられず、犯罪に走る人もいますが、マスクに包丁、押し入り強盗で、家人の人に「よう姉ちゃん、ぼくとお茶しない?」じゃなかった「よう姉ちゃん、有り金全部持ってきな」とやるのも、それはそれで合法、非合法問わず労働ですからねー
一日が仕事で終わってしまい。土日も会社の飲み会だ、で過ぎていき、気が付いたら貯えも何もない老人になってしまい。
それなのに、アフロとかいう野郎が、30歳で3兆円の資産だと?しかも、仮想通貨とかわけのわからないマネーゲームで稼いだなどと、そんなの許せんぞごるあ!
そりゃそうですよね。はっきりいって、皆さんの感想は正しいし、その通りだと思います。
雇用者側の視点で見れば、もっとくっきりよくわかると思います。
あなたが「ワタナベジュース」みたいな大会社の社長だったとしましょう。
本物の「ワタナベジュース」は、社員が仕事に満足して生産しないとよい製品も作れない、とわかっているので、社員の労務環境や福利厚生、給与にも気を配りますが、今回の例では、あなたはまがいもののブラック企業の社長なので、自転車操業で焦げ付きを出さないために、福利厚生もへったくれもなくなっており。
ともかく仕事をしてもらわないと!と社員を叱咤激励して、毎日終電まで会社にいてもらい。
そして翌日の午前6時には会社に来てもらい、やっぱり仕事。
ここで、ちょっと親心を出して「金曜日は定時退庁日です」なんてやってしまったら。
アフターファイブで空白ができてしまった社員たちは、やれギャンブルだの、やれ飲み屋をはしごして、派閥同士で身の毛のよだつ悪口合戦を繰り返すだの、要するにろくなことはしないので、「やっぱり終電まで働かせておこう。生かさず殺さずがいちばん」となってしまいます。
24時間働けますか、と新入り時代から調教されてしまっているので、「楽をしてはいけない、苦労だけします」という生活が身にしみてしまっているのである。
終電まで頑張るサラリーマン。
でも翌日にはリストラされる決定が上層部でなされていたことは
知る由もなかったのだった、なあんて。。。。
24時間苦労しています、なので、さぼる気はないけれど労働の効率はがた落ち。先進国で随一の低生産性という事実が示すまでもなく、結局、会社とは、仕事をするためにいるのか、仕事をしているという努力をするためにいるのかわからない場所になってしまっています。
結局できる製品や利益にも限りがあり。雇用側も、それこそ雀の涙の給料しか払えなくなってしまい。
こうした悪循環で、「ともかく苦労しまくって、雀の涙の給料をもらうのが人生だ!」という、突き崩すことのできない常識が構築されてしまっていたのでした。
アフロさんも、実は同じだったと思います。
FTXという企業を立ち上げ、仮想通貨という未知の分野で3兆円の利益を得るまで、楽だったのでしょうか?
はいそうです、という人はさすがにいないですよね。。。。
というか、社畜です、会社が悪い、とうだうだ言っているより、実はもっと苦労してるんじゃね?とか思うのはぼくだけでしょうか。
じゃあ、猫機長は、やっぱり「楽して億万長者にはなれない」と思っているんだよね?
いやいや、やっぱり①「楽をしないと億万長者にはなれない」と主張します。
そして、②「苦労していると思っているうちは億万長者になれない」と補足します。
要すれば、この①と②が両方ないと億万長者にはなれないのである。
長者、というのはこの記事に読者を呼び込むためのキャッチコピーであって、ぼくはぜんぜん長者には及ばないけれど、資産1億円を達成するにあたり、この①と②が原動力になりました。
①についてはものすごく簡単で、すなわち
R>G
という、ただそれだけのことです。
Rというのは、資本収益率のことで、Gというのは経済成長率です。わかりやすく言えば、Rとは株や債券などによる不労所得で、Gは労働の対価であるお給料のことである。
ピケティという有名な学者が明らかにした法則であり、労働収入の増加は不労所得の増加に追い付いていけない、労働者はますます貧乏になりますよ、ということです。
本当はもっと丁寧に説明するべきなのですが、それだけで記事の2,3本はできてしまうので、ここでは「あなたが苦労して働いてお金を稼いでいる限り、お金持ちにはなれませんよ」「あなたが海岸で日向ぼっこしているうちに、あなたの資産があなたに代わってお金を稼いでくれるようにならなければだめですよ」というエッセンスのみを記載しておきます。
アフロさんも、あたら若さに任せて働きまくり、「世界最大級のFTX」なんて創業してしまったのがあだになったのかもしれません。要すれば、ビジネスオーナーから資本家への転換に失敗したということだと思います。投獄等から逃れたら(終わったら)、あれほど才覚のある人なので、単なる一人の投資家としてひっそり巨万の富を稼げばいいのにね。
ビジネスオーナーと資本家の違いについてはこちら→キャッシュフロークワドラント
さて、②です。
苦労していると思っているうちは、苦労しているという事実が残るだけで、前進することはできません。
成果を手にするためには、準備と行動が必要ですが、その準備と行動が、ほかの人から見れば「狂っている!マゾかこいつは?」なのに、本人はほわほわと、なにげに、わくわくとやっています、となるのが重要ということです。
こちらも、書き出すと果てしないし、実はこれまで複数書いてきたので、言わんとしていることについては、以下の記事をご参照。
この記事にも例をあげておくと、バイオリンの世界で、究極かつ至高に達した「かな先生」というのがおり。
年端もいかない幼少のころからレッスンだなんだと虐待され。本人も、拷問だー、と一時は音楽の世界を逃げ出してCAさんになろうとしたこともあったが、知らないうちにオーケストラのコンサートミストレスに選ばれたりして、気が付いたら天才バイオリンユーチューバーになっていました、という軌跡がよくわかる動画があったので、あげておきます
(かな先生ごめんなさい、でも「虐待」「拷問」という言葉を、実は「努力」という意味で書いていることはわかっていただけますよね。。。。)
かな先生。https://www.youtube.com/watch?v=8w65RzllNcI&t=134s
このブログの読者で、かな先生の生徒さんがいたら、こんなふざけた記事があったよ!と教えてあげてくださいね
ぼくはかな先生には及ばないけれど、LSA免許だの、剣術大会のメダルだの、器に合わせたささやかな貯えや成果で満足しています。
ではでは。。。
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